【4期第9回WS】ディベートを通して、肯定/否定双方の観点から客観的にとらえ、現時点の最適解を導きだそう。
今回のWSは、よしや、いのっつペアの当番でした。
どんなWSを実施するか、二人で検討していた段階で
- 普段自分が支持していない立場の主義・主張にも耳を傾け、メリット・デメリット比較を行い、物事を出来るだけ客観的・論理的に判断できるようになりたい。(=思考の幅を広げる)
- 限られた条件下(参加メンバー・時間・情報)で、チームとして(会議として)の最適な結論を出せるようになりたい。
といったことをそれぞれが考えており、これをベースにWSの形を考えていたところ、ディベートに行き着きました。
議論すること(会議)の枠組みとして、ディベート形式を採用し、
「肯定」「否定」の双方の立場に立ち意見を出することで、物事を出来るだけ客観的・論理的に判断する過程を経て、
最適な結論を出すには、ディベートの審判員に担ってもらいました。
ディベートのお題は電子書籍に関するお題を設定。
- 「日本の出版社は、今後、積極的に、日本の電子書籍市場に参入すべきか」
これは、電子書籍はよしやが現職で関わっていることもあり、かつ参加する塾生もWEBテキストも電子書籍の一種とすれば触れたことがない人はいないとして、塾生にもある程度思考しやすいのではないかと配慮しました。(TPPとか時事ネタで行う事も案としてはありました。)
(※)電子書籍市場は様々なプレーヤがいるので、今回は出版社という視点に限定するようお題設定しました。
今回は、一ヵ月前ほど前から以上のような内容は決まっていたので、
WS当日ももちろん重要ですが、今回は当日を迎えるまでの時間をどう過ごすかという点についても以下の様に少しずつ頭の意識の領域をとってもらう様に工夫しながら進めて行く事にしました。
- 電子書籍意識アンケート
- ディベートルールの周知
- 電子書籍に関する知識の提供
- ディベートチーム内同士での意識の結束、活性化
WS当日をいきなり迎えるのではなく、徐々にスピードが上がって行き、WS当日でトップスピードになるようなイメージで塾生に宿題や、情報の提供、事前打ち合わせを行ってきました。
ディベートのチーム分けは、電子書籍に関する意識アンケートの提出順番をもとに自動で分けました.
- チームよしや :よしや、かねみつ、じゅん、タンジ
- チームいのっつ:いのっつ、げっぽん、いっちー、こっしー
さて、WSの当日ですが、おおまかには以下のような流れで実施しました。
午前:肯定側、否定側双方の立場をA、Bチーム分かれてディベートを2試合。
午後:ディベート中の審判員の審判メモをもとに、どういったポイントで納得したのか振り返り。
■午前
自分の意見、見解はありつつ、肯定/否定側に強制的にわかれ論拠を組み立てて討論します。

ディベートスタート
このディベートならではというか、強制的に肯定/否定分かれるという点については、個人の発言内容は議論そのものに焦点が当たるので、議論していると時して人物攻撃に発展してしまうことがありますが、それがないようにする仕組みとして凄く重要なポイントだという事を改めて実感。
そして、これが「客観的に物事を考える」といったことを支えてくれる仕組みにもなっています。
試合結果は、
一試合目
- 肯定側 チームいのっつ
- 否定側 チームよしや 勝ち!
二試合目
- 肯定側 チームよしや
- 否定側 チームいのっつ 勝ち!
一勝一敗でしたが、審判ポイント制により総合評点を加味して、総合勝利チームは、「チームよしや」でした。
■ランチタイム
勝利チームには、寿司
敗者チームには、サンドイッチ

勝ちチームと負けチーム
チーム同士で食べてもらう為に、1プレート盛り合わせ形式にしました。

チームよしやのみんなは寿司。5人前を4人で。

チームいのっつのみんなはサンドイッチとおまけの唐揚げ
■午後
さて、午後が今回のWSで重要な時間帯として考えていました。
ディベートの流れの中で根拠のある発言ができただろうか、そしてそれはただしく審判員に伝わったのだろうか。ディベートの様子撮影していたので、時折再生しながら各発言を振り替えりながら、審判員の審査理由をききだし、そのときの発言者がどういった意図、心理状況だったのかをふりかえります。
(双方想定していた立論構成に持って行かせようとする意図が強すぎた為か、若干噛み合ない部分もあったことが指摘され、ディベートそのものの経験を積む必要がある部分だなとは思いました。)
そして、勝ち負け以上に重要だったのが、否定側の2勝という事実と、根拠データの収集しやすさのからも、「出版社として電子書籍市場に参入すべきではない」といった論拠が立てやすかったということもわかり、世間の空気的には「電子書籍は今後普及するぞ!」といったウェルカムな雰囲気の中でも、出版業界に漂う不安感の一端を感じ取ることもできました。
WS終盤は、宿題として提出してもらった電子書籍に関するアンケートにあった、ディベート前の電子書籍に関する考え方と、ディベート後の考え方がかわったのか、あるいは電子書籍市場に対する捉え方が変わったのか意見を言ってもらい終了。
==========
WSを終えて。
必ずしもディベートそのものを日常生活の中でそのまま使うなんて事は出来ないですが、
- 自分の意見・立場をもとに発言するだけでなく、反対側からの意見はどういった根拠で発言されているのか探る
- リスクの洗い出しの観点をひとまず自分の意見・立場をおいておき、双方の意見を集めて検討する
といったことを、会議に参加しているみんなができる様になると参加者同士での建設的な意見のぶつけ合い、そして限られた会議の時間内での結論をだす一助になるということを当番として改めて感じました。そして、そういった考えの人同士が集るとチーム・組織としても同じベクトルで進みやすくなるんじゃないかとも思う。
また、自分の頭の中で肯定/否定の考えを強制的に切り替えることで、今置かれている自分の状況を客観的に捉えつつ、次にアクションを起こさなければならない時の方向付けがきっと見えてくるんじゃないかと思う。
ディベートの結果はあくまでそのディベートを行った時の最適解です。その数分後には状況は変化して最適解はきっと変わっています。でも、その状況に応じてその都度、チーム間あるいは、自分の頭の中でディベート的な思考方法を繰り返す事で、より的確な道順で前に進むことができたらと考えていて、その考えをこのWSで試すことができたのは当番として有意義な時間でした。


























