第4回ワークショップ報告「緊張状態の中でいかにうまく話すか」

こんにちは、第4回ワークショップ当番のミカリンです。
11/9(日)開催のワークショップは「緊張状態の中、いかに話すか」がテーマ。緊張状態を最大にした環境で童話「桃太郎」を2分で要約してもらい、その様子を録画、全員でレビュー。緊張といかに向き合って人前で話すかを学びました。

■当番
カッチュー(以下<カ>)ミカリン(以下<ミ>)

■準備期間「長~い生みの苦しみ」

企画迷走

「できること」と「やりたいこと」が混同し企画の内容が決まらず、生みの苦しみを味わう。「できること」=編集、文章構成など 「やりたいこと」=話すこと、屋外での取り組み。このはざまでものすごく悩むことになります。

<カ>当初は「できること」に縛られすぎで、アイデアを俯瞰できてなかったです。
<ミ>「できること」も「やりたいこと」もわからなくなってとても苦しかった・・・

脳のためにケーキ

脳のためにケーキ

企画決定

朝の恵比寿の喫茶店にて。塾長交えて企画会議。「やりたいこと」の「うまく話せないことが悩みを解決したい」という点に注目して、「うまく話せないのはスキルの問題か、緊張の問題か」となる。プレゼン慣れしている塾長でさえ、今でも緊張するという話を聞き「緊張」が影響するという仮説に基づき、「緊張状態の中で、いかにうまく話すかを体験してもらう企画」に決定しました。

<カ>この時点で、ミスリーディング含め骨子は固まる。企画できれば八割完成を実感。
<ミ>企画から全体像も想像できたので大丈夫だと思えた。

事前準備

塾生の緊張状態を最大にするため、本編を塾生に明かさないためのフェイクの設定を綿密に練ります。ミスリードするための偽課題の選出、部屋割りなど。当日の会場の部屋割りや、緊張空間の設計が実施可能かどうかの下見も行きました。綿密な計画のもと進めないと当日効果が台無しになってしまうので、これも「緊張」する作業。塾生への告知は「理系に学ぶ論理思考 ~mixbeat版 平成教育委員会~」と称し、小学生の算数の問題を出しました。

調査 – 緊張のメカニズムについて(空間面担当はミカリン、メンタル面担当はカッチュー)
スライド制作 – カッチュー(ベース作成:ミカリン)、進行台本はミカリン

<カ>告知は、ミスリードがバレないよう注意しながら。これもまた緊張。
<ミ>当日、塾生に内容がばれない様に台本を制作するのが大変でした。

■当日 「緊張MAX大作戦 スタート!」
進行台本片手に部屋の設営や個室の状態のチェック。とくに塾生を隔離する個室確認は入念にしました。プレゼン部屋での話し声が漏れるかどうかの確認など。部屋割りも当日変更。天野さんと台本片手に読みあわせをしたり、動きの確認を行いました。個室にはニセ課題の元素記号の周期表の穴埋め問題を出すので覚えるように!というプリントが・・・
個室。手書きの名札がいい味?

個室。手書きの名札がいい味?

<カ>リハで自分も要約プレゼンにトライ。塾生同様に練習なしで。これはわかっていても緊張しました。
<ミ>想定していた個室にいると、桃太郎の要約内容が聞こえてしまうなどの発見がありました。実際に本読みをしあうとセリフがおかしいところが見つかるので、しつこくリハーサルをすることは大事。

要約プレゼン

塾生のみんなは、算数やるきマンマンで登場。予定通りに小部屋へ隔離。個別に呼び出していきます。順番はウラさん、サヨ、オペロン、たっちー、タロウ、ヨーヘー。話している様子はビデオに収め、塾長&事務局&当番の5人で採点をします。ウラさんからオペロンまでは順調に桃太郎のストーリーを要約していますが、たっちーからヨーヘーまではなんと「桃太郎というストーリーをプレゼン」し始めてしまいます!予想外の展開に一同噴出したり、ビックリしたり、緊張する雰囲気から一変する場面も。審査員側はほとんどが笑いに弱いことが当日発覚。かなり致命的な発見です。「イライラすること」を思い出したり、笑わない努力も大変でした。
緊張の部屋。このバミられた中に立って桃太郎を要約をします。

これが「緊張の部屋」

<カ>緊張の中でも、みんなは僕よりもうまかったので感心。なお、笑いの制御が下手なことを思い知りました。
<ミ>6人6様の対策があったようで興味深かったです。緊張状態でも自分がどうするか、策を練ることができるんだなと気づかされました。

タネ明かし

プレゼン部屋で採点していたものと同じ採点表を塾生に配布。同じシートで自己採点してもらいます。そして今までのフェイクのたねあかし、本当の課題を塾生に説明します。緊張するための仕掛けの説明、なぜ人は緊張するのかのメカニズムなど。最後は「あのイチローだって緊張していて、彼はその緊張を受け入れていることで結果を出している」という例を挙げて、締めとしました。

<カ>緊張の対処法はあっても、その逆はない(当然です)。なので緊張のメカニズムと対策を調べ、その逆を実行しました。
<ミ>このワークショップの趣旨に納得してもらえるかの場だったので、内心ドキドキしてました。「あ~なるほど!」という大きな納得はなかったかもしれませんが、「そういうことね」とひとつでも思ってもらえたら自分的にヨシだと思います。

4th_impact

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ランチタイム

塾生はめいっぱい緊張してもらったので外でランチ、近所のパスタ屋を予約しました。塾長&事務局&当番はココイチの豚しゃぶカレー。テイクアウトしたのですが、その日は気温が低く、歩くのが遅かったせいかさめてしまい、冷たいピザカレーでした。午後のためにビデオの確認をしたり、採点したり、お昼休憩中も当番はちょこちょこ動きます。

レビュー

お昼から帰ってきた塾生を待ち受けているのは、先ほどの要約の様子。大きなスクリーンにひとりひとりが話している様子が映し出されます。そして塾長と本人のコメントをそれぞれ行い、客観的に自分が話している様子をチェックしました。そのあとひとりひとりに緊張とどう付き合っているかを聞きました。
話している姿をレビュー中

話している姿をレビュー中

<カ>ビデオで、改めて自分の話す姿を見るのは、クセや悪い姿勢など予想外の発見も。狙い以上の価値がありました。
<ミ>塾生の日記でビデオで自分が話している様子をチェックできたことがよかったと書いてくれた人が何人かいました。たしかに自分が話している様子をみる機会はなかなかないですよね。

まとめ

緊張に強いで賞は「ウラさん&タロウ」。勝因は「2分」という時間を意識したので減点が少なかったこと。お土産に審査員が審査したシートをプレゼント。おなじ話を聞いても「声が小さい」と思う人も居れば「それは気にならない、むしろ早口だ」と思う人もいて本当にまちまち。よい、悪いは関係なしに主観で評価が違うんだなということがわかってもらえればと思います。おつかれさまでした!


プレゼンや話し方を考えると、緊張にフォーカスしていたことで、余計に練習の重要性に気づかされました。また、ワークショップのプログラムを考え、作り、実施する経験は、最高の「企画トレーニング」だと実感しました。もう一回、挑戦したいです(というか、します!)。


ワークショップを開催するということはとても大変なことだなとわかりました。あらゆることを想定して、こちらの意図通りに物事を進めるのはホントに難しい。だけど、一度経験してみるとどこに穴があったのかがわかるし、予測が現実的に立てやすくなると思います。

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