4期塾生のいのっつです。
mixbeat4期としては3回目のワークショプ、当番(いのっつ、かねみつ)にとっての初めてのワークショップ企画運営です。
当初ワークショップなるものがどんな物か雲を掴むような状態からのスタート。なんとなく、過去いくつかワークショップという名のつくものに参加した事はありましたが、何をテーマに何を行うのかワークショップを作るということは手探り状態でした。
そしてワークショップは、以下のようなテーマのもと一日がスタート。
「発想の数に影響を与える「外的制約条件」について検証」

発想、影響、条件、検証、難しい言葉が並んだ語群ですが、これだけ読んだらさっぱりわからない内容なので、なるべく最初の段階で意図のとっかかりだけでも掴んでもらおうと試みます。
このテーマに至った経緯としては、 仕事において「課題がありそれを解決する為にどうしたら良いか」というよくある状況のときに、私自身はA4の真っ白な紙をもって来て、関連する専門用語や関係している会社、人、物などをどんどん書き出して、線でつなげたり、まるで囲ったりとした作業を繰り返しながら頭の中を整理する事がよくあります。
この整理する作業は、うまくまとまる時もあればいつまでたってもごちゃごちゃと書き続けることもあり、さっとまとめを書けた時は、その後の資料制作だったり人への説明もしやすいことが多い。どうしたらこの作業がスムーズに行くか、といったとっかかりを頼りに、ワークショップを形成する事が可能なのかどうか、試行錯誤の始まりでした。
この作業は、KJ法やマインドマップと言われている技法に近しい物ですが、そういった技法をやりたい訳でもないし伝えたい事でもない。 改めて自分のこの作業を整理すると、次のようなステップになっていて、
①頭の中に思い浮かぶままキーワードを書く
②関連するキーワードも思い浮かぶたびに書く
③思い浮かばなくなって来たら、線でつなげたり、まるで囲ったり関係を図に示していく
④キーワードを書き出すところと関係を図で表していく
ことに分かれていて、まずは、キーワードを出していくところに焦点を当ててみました。
「思いついた事をキーワードで書く」という部分がテーマタイトルの「発想」につながっています。(wikipediaによると、発想とは、考え、着想、見解、思いつき、概念、想像力、理解のこと、と書いてあります。)
そして、よくある事なのですが、仕事上だと時間がなく、急いで作業をしなくてはならない時があったり、時間がない中で焦りながら書くのか、ある程度時間に余裕があるなかでじっくり書くのかで、キーワード出しに影響が出るのか出ないのかと行った事を考えるようになり、それが「外的制約条件」という言葉につながっています。
どうしたらみんなにもっと簡単に伝えられるだろうか。ワークショップ始まって間もない時間帯は、この部分の説明を如何に丁寧にできるかどうか、すこしでも自分にも関係があることかもしれないと思ってもらうかに、注力していました。ここで、全てわからなくとも、この後のステップで徐々に意図をわかってもらえるようにと。

次のステップは、さっそくみんなに1つのテーマについて考えてもらい、思いついた事(発想)を言葉に書いてもらうことを始めました。 まず最初のテーマは、宿題で出していた「彼女が喜ぶプレゼント」を可能な限りリストアップしてくださいというもの。
個数についても9個までしか思い浮かばなかった人もいるし、35個挙げてきた人もいました。宿題の中では、リストアップする数については言及はなく「可能な限りたくさん」という表現だったので、人によっての”可能な限り”はもちろんバラバラです。
そして、みんなが宿題で出した数だけを発表し、「全部で50個以上リストアップしてほしい」とリクエストを伝えます。
数の制限がなかった時と、50個以上という個数制限が決まったとき人はどのように自分の頭の中で、視点の切り替えが発生して(あるいはせずに)言葉(発想)を出してくることができるのかどうかを数の比較をして、さらにもっと言葉(発想)が出てきた人はどのように言葉(発想)を出したのかを聞きだしてワークショップを進めていくなかで少しずつ当初の目的へ向けて進めていく予定でした。

予定でしたというのは、ワークショップを進めていく上で、数を多く出す事に焦点を当てていたためテーマにそって言葉(発想)を出していく上で、それぞれがどのような細かさで言葉を出したら良いのかがバラバラとなり、それを規定するためにテーマそのものに状況を加えてしまった。そのため、当初予定していた外的条件(例えば個数制限)がある場合と無い場合での違いなのか、テーマの状況設定の解釈の違いで出てくる言葉(発想)が違って来ているのかわからない状況に。

たとえば、言葉(発想)を出していく上でボールペン、鉛筆、サインペンは筆記用具としてまとめるのか、あるいは、消しゴムとともに文房具としてまとめるべきなのか、こういった事に悩まされ元々やろうとした、どんどん頭に浮かんだ言葉(発想)を付箋に書いていく、といったことに対して、浮かんだ言葉をまとめるのかまとめないのかといった思考も入ってしまい人によって言葉(発想)を出す妨げともなってしまったようでした。そこで、午後の途中でワークショップの方向性を変えて、改めてワークショップでやりたかった事の意図を伝え、どこをどのように修正したら元々の意図に近づけたのか意見を求めました。

意見の求め方は、「1つの意見に対して1つの付箋」という形で書いてもらい壁に貼っていき、その内容を分類。
意見を大きくわけると、
①目的共有を十分にした上で、その目的に本当に会っている手段であるか検討すべき
②言葉(発想)を数多く出す事とバリエーションを出す事の違いを明確にすべきだった
③当日の話し言葉の中でも言葉の定義が徹底されていなかった。(発想、アイデアの違いがあいまい)
といった意見が多く見られました。
まず、言葉(発想)をどのように書いたらよいのか共有するためにも一度、重複や同じカテゴリであるかないかなど関係なく思い浮かんだ言葉(発想)を付箋に書いていき、その出された一覧を分類整理した上で、どのようなレベルで言葉を出したら良いか前提をそろえておくべきでした。
最初にその作業を通しておくことで、今回のワークショップでつかう、「発想」の具体的な形を共有する事になって元々意図していた事に少しでも近づけたのではないかと考えています。
最後に、ワークショップを企画、設計、運営することがどういう事なのか身を以て体験したことそのものが、自分にとっての一番の価値となりました。一方で参加したみなさんに対して同等の何かを返せなかった事は非常に申し訳なかった思いも残り、mixbeatで繰り広げられていた事はこういう事なのかということがわかった瞬間でもありました。
以上が第3回ワークショップの報告です。
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